玄侑宗久(作家)×柳美里(作家)×和合亮一(詩人)、県内在住の3人が、新町の本法寺本堂で90分のトークショウに登場。8月27日㈯15時から、『未来の祀り・ふくしま』本祀りのトークショー「あの日から5年 夏が過ぎて Ⅱ」でのことです。3人それぞれが震災・原発事故以来の5年間の中での自分を見つめ、時には笑いも誘い、語ってくれました。玄侑さんが、自著のモチーフを紹介する中で、「アメンボ、カマキリ、コオロギ。小さな生き物に注目し出したのは、震災以降、ぜんぜん死んでない。強いなぁ~と感じた」と話すと、柳さんも“パッと目があった女郎蜘蛛”のことや、”冷蔵庫の前に落ちていた蝦が彼女の手の温もりで息を吹き返した”こと、また、毛虫の話で盛り上がりました。90分の中で、柳さんが「私には自分としては何ができるんだろうと考えるしかない」と真正面から南相馬での生活に向き合っている姿と、玄侑さんの「震災後、荘子がますます好きになった。自分から自分を解脱していく本。もう1回チャラになり、あらためて向き合う」という今の立ち位置を伺い、思わずメモ。あれから5年、原発事故によるさまざまな分断など、この間起こっていることはまだまだ続く先の長い話ですが、個人差はあるにしても確実に日常生活における非日常的領域は狭まりつつあります。そうした中で、和合さんのまとめは「新しいことを思い切ってやりなさい!」でした。今、日常(震災以前とは違う)を取り戻しつつある中で、向かうべき新しいことへの投げかけを3名の方からいただきました。久々に至福の時間を企画いただいた裏方のみなさん、関係者のみなさんに感謝!

玄侑宗久(作家)×柳美里(作家)×和合亮一(詩人)、県内在住の3人が、新町の本法寺本堂で90分のトークショウに登場。

8月27日㈯15時から、『未来の祀り・ふくしま』本祀りのトークショー「あの日から5年 夏が過ぎて Ⅱ」でのことです。3人それぞれが震災・原発事故以来の5年間の中での自分を見つめ、時には笑いも誘い、語ってくれました。

玄侑さんが、自著のモチーフを紹介する中で、「アメンボ、カマキリ、コオロギ。小さな生き物に注目し出したのは、震災以降、ぜんぜん死んでない。強いなぁ~と感じた」と話すと、柳さんも“パッと目があった女郎蜘蛛”のことや、”冷蔵庫の前に落ちていた蝦が彼女の手の温もりで息を吹き返した”こと、また、毛虫の話で盛り上がりました。

90分の中で、柳さんが「私には自分としては何ができるんだろうと考えるしかない」と真正面から南相馬での生活に向き合っている姿と、玄侑さんの「震災後、荘子がますます好きになった。自分から自分を解脱していく本。

もう1回チャラになり、あらためて向き合う」という今の立ち位置を伺い、思わずメモ。

あれから5年、原発事故によるさまざまな分断など、この間起こっていることはまだまだ続く先の長い話ですが、個人差はあるにしても確実に日常生活における非日常的領域は狭まりつつあります。

そうした中で、和合さんのまとめは「新しいことを思い切ってやりなさい!」でした。今、日常(震災以前とは違う)を取り戻しつつある中で、向かうべき新しいことへの投げかけを3名の方からいただきました。久々に至福の時間を企画いただいた裏方のみなさん、関係者のみなさんに感謝!