ところが、です。平成29年春は、越冬完熟させた王秋ナシの傷みが例年より早く、花見山での取り組みができませんでした。現在、福島県農業総合センター果樹研究所の協力により、王秋ナシの長期保存・品質管理についての実験データ取っていただいているところです。越冬保存する場合に完熟前の収穫時期が保存期間に影響することが有力になっています(ここでは、福島県の今まで以上の協力・支援がポイントです)。
あれから、1年。来年の花見山での取り組みを考え、このままでは越冬王秋ナシへの期待感がしぼんでしまうという危機感をもち、行動に出ることにしました。まず、9月定例会議中に最大会派真政会12名と、議長・副議長計14名に、お昼にみんなが弁当を食べている隙に、ナシ串を14セット作成。王秋ナシはまだなので幸水ナシの串刺しの試食に協力していただきました。
続いて、10月3日昼には松谷治夫農政部長はじめ農政部のみなさんに趣旨を説明し、あきづきナシを使った試食にご協力いただきました(写真)。‟10分間プレゼンテーション”です。同時に6次化に向けたアイデア等も披露させていただきました。
さらには5日後の10月10日には、水口和栄専務理事はじめ福島コンベンション協会の5名のみなさまに、あきづきナシと南水なしを使った試食に協力をしていただき、率直な感想を寄せていただきました。まだハードルはいろいろありますが、明るい見通しを得ることができ、感謝いたします。
※なお、写真撮影につきましてはご協力いただき、ありがとうございました。