このケヤキには及びませんが、おかげさまで市議会議員として年輪を重ねて3期目に入ることができました。

2016年12月初旬、ふれあい歴史館主催の「ふれあい講座バスツアー古民家めぐり」に参加。講師として「旧家を活かす会」副会長の三浦藤夫氏(三浦工匠店会長)に同行していただきました。三浦副会長は「歴史と建物をセットで残したい」と思いを語りながら、移動中のマイクロバスの中で洋釘と和釘の見本を回され、片や50年もつ洋釘に比べ、和釘は数百年もつという話など、大工目線での説明に興味をひかれました。あれから2年半、市内桜本字向原の作業所前をクルマで通りかかったら、三浦会長をお見受けし、挨拶もそこそこに目の前のケヤキの巨木の話を伺いました。樹齢400年ほどのケヤキですが、乾燥に10年かかるそうです、1年に2.5センチほどずつ乾燥していくといいます。大きな備蓄倉庫も見学させていただきました。会社では新数奇屋造住宅をはじめ、神社や古民家の改修工事も請け負われ、先頃は福島県史跡・名勝指定の伊達市梁川町の「梁川八幡宮」の改修工事も手掛けられたそうです。今年は羽黒神社を中心とした修験及び民間信仰にかかわる景観をとどめている六供集落の改修工事に入るということです(私も3月定例会議の一般質問で市の係わり方を質した経緯があります)。文化財の修復等のために、いざという時のために、直ぐには手に入らない木材をあらかじめ用意されているってすごいですね。このケヤキには及びませんが、議員として年輪を重ねて3期目に入ることができました。応援していただいた皆様に感謝します。