「側溝土壌、国費で除去」。9月29日朝、新聞受けから「福島民友」を取ったとき、この間の苦労が実ったことに正直嬉しかった。翌30日、復興庁は東京電力福島第一原発事故で汚染されてきた道路側溝の汚泥を、全額国費で撤去することを正式に発表した。思えば、今年4月27日の福島市議会特別委員会に参考人として出席した環境省・福島環境再生事務所長の土居健太郎氏からは、「毎時0.23マイクロシーベルトを下回る道路側溝については、特別措置法の対象外となり、除染の対象とはならない」(要約)との説明があった。原発事故から5年余りが経ち、道路側溝には長期間土砂等が堆積し、集中豪雨などの際、2次災害の発生も懸念され、また衛生状況も悪化している。そこで6月中旬、特別委員会として道路側溝の土砂等の1度目の除去については、空間線量や放射能濃度にかかわらず除去が可能となる(「除染」以外の)新たな制度を整備するよう国への意見書を提出。同時に、市議会議員として道路除染担当とも県内の他市町村の情報を共有しながら、参議院選挙の最中でしたが地元選出国会議員K氏と秘書のS氏にも状況を直接説明し、事の重大性を訴え、協力をお願いした経緯がありました。その後、7月には秘書のS氏から「この間の働きかけが実り、復興庁が参院選後の国会への補正予算提出に向けて“予算調査に入っている”」との情報をいただきました。そして迎えた、9月30日の正式発表でした。10月1日、陸上自衛隊福島駐屯地の創立63周年記念行事終了時に、会場を出ようとしたK代議士から「約束、果たしたよ!」と声を掛けられました。地域のために、それぞれがその立場でできることを繋いで事を成し遂げる。ダイナミックな動きの一端にいられたことを感謝したいと思います(なお、この件では「8千ベクレル以下の汚泥の最終処分場所の確保」という新たな問題が出ています。)

「側溝土壌、国費で除去」。

9月29日朝、新聞受けから「福島民友」を取ったとき、この間の苦労が実ったことに正直嬉しかった。

翌30日、復興庁は東京電力福島第一原発事故で汚染されてきた道路側溝の汚泥を、全額国費で撤去することを正式に発表した。

思えば、今年4月27日の福島市議会特別委員会に参考人として出席した環境省・福島環境再生事務所長の土居健太郎氏からは、「毎時0.23マイクロシーベルトを下回る道路側溝については、特別措置法の対象外となり、除染の対象とはならない」(要約)との説明があった。原発事故から5年余りが経ち、道路側溝には長期間土砂等が堆積し、集中豪雨などの際、2次災害の発生も懸念され、また衛生状況も悪化している。

そこで6月中旬、特別委員会として道路側溝の土砂等の1度目の除去については、空間線量や放射能濃度にかかわらず除去が可能となる(「除染」以外の)新たな制度を整備するよう国への意見書を提出。同時に、市議会議員として道路除染担当とも県内の他市町村の情報を共有しながら、参議院選挙の最中でしたが地元選出国会議員K氏と秘書のS氏にも状況を直接説明し、事の重大性を訴え、協力をお願いした経緯がありました。

その後、7月には秘書のS氏から「この間の働きかけが実り、復興庁が参院選後の国会への補正予算提出に向けて“予算調査に入っている”」との情報をいただきました。

そして迎えた、9月30日の正式発表でした。10月1日、陸上自衛隊福島駐屯地の創立63周年記念行事終了時に、会場を出ようとしたK代議士から「約束、果たしたよ!」と声を掛けられました。

地域のために、それぞれがその立場でできることを繋いで事を成し遂げる。ダイナミックな動きの一端にいられたことを感謝したいと思います(なお、この件では「8千ベクレル以下の汚泥の最終処分場所の確保」という新たな問題が出ています。)