「窟沢B遺跡」の発掘現場で、現地説明会がありました。

10月22日㈯、福島市平石の窟沢(くつざわ)地区にある「窟沢B遺跡」の発掘現場で、現地説明会がありました。

この現場は、平成2年度から西道路南進事業に伴って発掘調査が行われています。このエリアでは、奈良時代頃の竪穴建物跡や掘立柱建物跡、出土遺物では土師器(はじき)や須恵器(すえき)などが出土していて、この日は発掘を担当する福島市振興公社文化財調査室の担当者の説明がありました。「福島盆地の入り口であり、古代の官道・東山道(その後の奥州街道)の周辺」に、これらの遺跡、建造物があった可能性が推察されるとのこと。

すぐ西側を東北自動車道が走り、東側には東北新幹線。昔から現代まで、交通の要衝にあたり、人家ばかりか公的な施設があったのかもしれません。興味と同様、説明会が終わった後も集まった皆さんの歴史談義も尽きませんでした。