福島市の高齢化率(65歳以上の方が人口に占める率)が平成12年の18%から、平成29年には28.4%に上昇する中で、平成29年10月現在では全体の15%が認知症と推定される高齢者(12,006人)で、13%がMCI(正常と認知症の中間)と推定される高齢者(10,405人)で、残り72%が認知症ではない方(57,629人)となっています。
そうした中で、認知症サポーターは、認知症について正しく理解して偏見を持たず、本人や家族に対して温かく見守る応援者として、自分の出きる範囲で活動します。平成30年9月現在、福島市内には28,426人います。小学校21か所、中学校10か所、高校2か所、大学2か所、市内の企業・団体合計84か所にのぼります。今回は市議会議員13名が受講しました。
3、最後に、認知症の方への接し方について、福島市清水東地域包括支援センターのスタッフの皆さんが、体当たりの寸劇を交えて説明。 認知症の人の気持ちとして、①「認知症の本人には自覚がない」は大きな間違いであり、認知症の症状に最初に気付くのは本人であること。②「私はわすれていない!」という主張には、「私が認知症になるなんて!」という、やり場のない怒りや悲しみが隠されていることがあるといいます。
周囲の方の基本姿勢として、「自尊心を傷つけない」「驚かせない」「急がせない」の3つの「ない」をあげました。
終わりに、「地域で暮らす私たちにできること、『なにかお手伝いすることがありますか』。この一声が初めの一歩です。」と締めくくられました。受講終了の記念として、いただいたオレンジリングをして皆さんで記念撮影をしました。
今回の認知症サポーター養成講座は真政会の主催でしたが、各会派にも呼びかけてこの日は13名の議員が参加しました。すでに受講していた議員もいるとのことでした。5名以上の参加者が集まれば、認知症サポーター養成講座が開かれるということで、詳しくは福島市長寿福祉課地域包括ケア推進室 までお問い合わせください。