式典では、主催者である木幡浩市長、工事にあたった国土交通省東北整備局・福島河川国道事務所の小浪尊宏所長、地元吾妻自治振の二瓶武敏会長とあいさつが続き、地元の庭塚小学校6年のSさんの作文披露、説明版の除幕式が行われました。終了後、招待された庭坂小6年生全員を交えて記念撮影。その後、堰堤の下まで降りていき参加者の記念撮影がありました。
吾妻山山系砂防事業は、昭和11年から国直轄で火山砂防に取り組み、下流の福島市の住宅や観光施設、重要交通網などの保全を目的に行われています。特に、吾妻山の噴火時を想定した場合、源流が火口に近い須川への影響が懸念され、今回の砂防堰堤の建設は甚大な被害が考えられる「融雪型火山泥流」対策への意味合いが大きいと思います。今回は、須川流域初の鋼製透過型砂防堰堤(通称:鋼製スリット堰堤)として、土石流災害軽減のほか、流木災害軽減の効果も期待されます。(写真下、堰堤手前で上着を上げて手を振っているのは木幡市長。砂防ダムの大きさが比較されます。上流側より撮影。)