以前から、地元消防団第38分団庭塚による河川パトロールでも 危険個所との指摘があり、平成13年からは吾妻地区自治振へ護岸整備要望が出されていました。 ちょうど1カ月前の2016年7月には、地元の呼びかけが実を結び、国・ 県と地元の皆さんと危険個所を視察したばかりでした(写真2)。現地視察で自分たちがが立っていた護岸部分が、大きくえぐられて無くなっていたのには驚きました。
しかし、写真3のように、中州に工事のための石や砂利が積み上げられたままであったため、3月19日に、県北建設事務所の管理課課長を伺った際に、このままでは大雨時に災害を誘引することになるのではないかと質しましたところ、「竣工検査が終了次第、河床整正をして、洪水対策を計ります」と返答いただきました。4月11日㈬、バックホーンで作業をしていただいているところを通りかかりました(写真4)。
「2016年7月の国・県・地元合同での現地視察では、当時の●●管理課長仕切りの下、合意事項として中州の堆積物を両岸に寄せて護岸の強化を図るという方向性が現場に集まった方々に確認されました。1か月後、ショッキングでしたが、8月の台風で視察した護岸が崩されました。原因として、やはり、中州の存在が流れの蛇行を生んだことが大きいと思われます。
今後もこの状態では、現状の流れからの判断で、今後の台風など豪雨時、洪水の発生を考えた時、(工事の下流域の)A地点が決壊の危険に曝されていると見ます。予測される災害の危険を減らすためにも、2016年7月の現地視察時の判断のように、中州部分の堆積物を両岸の護岸の補強に充てると同時に、川の流れを真っすぐにしていただくことが危険防止となると思います。ご検討をよろしくお願いいたします。」写真とイラストの地図を持参して説明をし、お願いしました。担当課長からは災害復旧工事としては完了したが、今後のことは現地を確認の上、検討いただけることになりました(文責/二階堂)。