福島市議会議員 二階堂武文オフィシャルホームページ

ちょっと早めのクリスマスパーティーでした。

12月18日㈰、福島聴力障害者会と手話サークルやまびこ会共催によるクリスマスパーティーが、市民会館の2階ホールで開催されました。福島県立聾学校福島分校の子供達はじめ来賓まで約120名が集まり、楽しいひと時を過ごしました。主催した実行委員長のあいさつや来賓紹介、乾杯の後は、グループ発表。限られた練習時間の中で、一工夫を凝らした歌や踊りが披露されました。

主催者あいさつの中で、「県教委が来年4月から『県立聾学校』の校名を『聴覚支援学校』と変更する方針を示したことについては、ボタンのかけ違いからのことでした。『聾(ろう)』という言葉が、卒業生などにとってはアイデンティティーであり、生き方と固く結びついている言葉です。今までの名前が変わらないことを望んでいます」との話がありました。

福島市からのあいさつでは、「国連の『障害者の権利に関する条例』の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、今年4月1日から『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』(『障害者差別解消法』)が施行されました。福島市も昨年9月に要望を受け、『手話言語条例』の制定に向けて動き出しました。今年度は、他自治体の制定状況を調査するとともに庁内関係各課で課題を整理。来年度からは、検討委員会を発足します」とのこと。本日、担当所管に確認しましたら、「早ければ来年度中には『条例(案)』作成に漕ぎ付きたい」とのことでした。

また、テーブルに同席した方から、被害日本大震災の津波被害で、聴覚障害者の方の被害が大きかったと聞きました。避難情報が多くは“音”として発せられることで、災害時には聴覚障害者にとっての情報格差が深刻であることを知らされました。今回の参加は、会派のピンチヒッターとしてでしたが、学ぶことがいろいろありました。