岐阜市では、平成27年度には18地区で運行している「市民協働の手づくりコミュニティバス」(写真上)の4つの「運行計画の基本方針」に注目しました。①運行計画は地域住民が主体的に策定する ②路線バス、鉄道及びコミュニティバス間の乗継バス停を設置し、公共交通ネットワークを確立する ③交通弱者に配慮したバス停間距離、わかりやすいルートを基本とする ④路線バスと競合しないルートとする、です。料金は、17地区が100円均一、1地区が300円です。
明石市では、バス会社2社とタクシー会社3社の5社によるコミュニティバス(Tacoバス)を、平成19年から17路線・24台を運行しています(写真中)。36人乗りのTacoバスと12人乗りのTacoバスミニ(ジャンボタクシー)を駆使し、利便性向上と利用促進策に知恵をフル回転です。最後にまとめで話された、「企画はとにかくやってみることで顕在化する。人の力は遠慮なく借りる」(明石市・交通政策課)は、攻めの行政マンを感じさせ、共感しました。
高松市では、公共交通利用促進施策「電車バス乗継割引拡大制度」で割引額を20円から100円に拡大したこと(写真下・チラシ)や、「住民との協働によるコミバス運行」、「バス待ち環境整備事業」などが、参考になりました。
今後は、福島市の公共交通ネットワーク施策にどう活かしていけるかです。