五月晴れの下での代掻きを終えたいつもの田園風景ですが‥‥
5月7日、五月晴れの下での代掻きを終えたいつもの田園風景です。フルーツライン沿い、吞塚地内のSさんの水田にも水が張られました。昨年の台風19号被害では、田んぼの土手が高さ2メートル×長さ80メートル位にわたって崩されました。年が明けて復旧工事の遅れが心配されましたが、何とか間に合い、養生シートを張った土手には早くも草が芽吹いてきています。
地元を流れる大堀川は町庭坂地区の田畑を潤す農業用水です。台風19号被害では、上流域では上堰が300mほど土砂堆積物で完全に埋まってしまったり、山砂等が田んぼに流入したりと、春から水が引けるかが心配されました。
福島市内だけでも農林業被害は甚大となり、14億円を超えるまで拡大しました。こうした中で、春からの営農再開への影響を最小限に留めるべく本庁と支所が連携して対応いただき、この五月晴れの下での「いつもの風景」にまで辿り着くことができました。
今年度は、国・県の取り組みとも連携しつつ、市単独の水害対策パッケージの推進を計画。市内の河川被害は48河川ありましたが、この大堀川の堆積土砂の浚渫についても予算確保ができました。今年の台風シーズンに被害が繰り返されないために、昨年の暮れには堆積土砂の浚渫が早急に必要な個所について独自の調査報告資料を作り、所管部署へ説明に伺いました。今回は、この間の説明が生かされたものと思っています。