「微温湯街道」の縁石付近の土砂や法面の雑草を何とかして欲しいとの声。オリンピックに向けて問題箇所を点検しました。

過日、微温湯街道沿線にお住いの“ボランティアガイド・ふくしま花案内人”のMさんから、問題提起がありました。「道路の縁石付近に溜まった土砂に雑草や木が生えて、歩道部分も草ぼうぼうの箇所もあります。何とかならないものか」。この微温湯街道は、今回、東京2020オリンピック・パラリンピックの野球ソフトの折には、吾妻球場までの観客シャトルバスルートに想定されています。

6月2日㈯午前中、Mさんに同行いただいて、問題と思われる箇所を点検いたしました。東北自動車道の東側の仁井田地区側は除草をしているとのことで、高速の西側からスタートしました。ここから桜本下までの区間は特にひどい状態で、カーブ付近の法面には鬼グルミや庭ウルシ(シンジュの木)が繁茂しています。クルマが休憩してのごみのポイ捨てが見受けられる箇所でもあります。

 

桜本東部の住宅地の周辺はきれいでしたが、さらに西に進むと西工業団地です。帝北ロジステック西物流センター南側の道路では、縁石の堆積土に落ち葉が堆積して欅の苗が生えていました。団地周辺は各企業の周辺環境への意識の差がはっきりしていて、道路の緑地帯まできれいに手入れしているところもあれば、お構いなしで草ぼうぼうの所もあります。

茶畑地区の集落からフルーツラインまではきれいでした。㈱サンビルド周辺では、時々歩道付近の清掃を実施しているそうです。ここまでは、県道でしたが、ここから西側、吾妻運動公園までは市道（関係者の中には“国体道路”と呼ぶ方も）になります。

土船鑓合内地内のT字路から吾妻運動公園手前の交差点までは、歩道と縁石周辺部分の草刈りを最近実施したばかりでした。ただ、堆積土砂は手付かずの状態です。佐原地区に入り、吾妻運動公園手前の交差点から西側は堆積土砂に草が生えていました。

6月11日㈪、一般質問が午前中だったこともあり、午後に市道部分については側溝堆積物撤去事業との関連で除染推進室担当者と相談し、所管の吾妻支所経済建設係につないでいただくことになりました。

県道部分については、県北建設事務所を訪ねて説明をしました。「オリンピック開催に向けて、来年度までの2年間を使い微温湯街道の道路補修等の予算を上げているところ」だそうで、今回の縁石周辺の堆積物や法面の草木の伐採についてお願いしてきました。

後日、地元の水保地区の自治振興協議会の代表の方と話をする機会があり、西工業団地の各企業の皆さんに環境美化への地元からの協力をお願いすれば、企業間の取り組み格差が是正され、改善ができるのではとお伝えしました。