木更津市の以前からの課題として、①住宅地が集積する市街地と田園地帯が広がる農村部における人口の偏在化と有機的な連携の必要性、②農業・水産業の一次産業の衰退、③市の情報発信や地元産品の販売を行い観光バス等が駐車できる総合観光拠点がない等があり、これらが市初となる「道の駅」誕生へと繋がっていきます。そして、平成23年3月の木更津市第4次総合3カ年プランにおいて、「木更津東IC付近への道の駅の整備」が位置付けられました。
平成27年8~9月には、整備の事業手法について「公設民営のDBO方式」を採用することを決定します。選定に当たっては、①平成26年度の調査結果、②定性面の評価、③参考VFM( Value For Money)を総合的に勘案し、さらに長期にわたる施設の維持管理・運営を視野に①事業コストの圧縮②事業期間の短縮(早期整備)③地域振興・地域貢献の3点を重視し、PFI的な手法である公設民営のDBO方式としました。「現実的に地元で指定管理を24時間できるところが見つからず、それしか選択肢がなかった」と説明がありました。
翌24日㈭には、「道の駅木更津・うまくたの里」へ。総支配人(店長)の後藤久也さん(写真下)に説明いただいた後、‟駆け足で“店内を見学させていただきました。店内の商品展示密度は高く、この辺の見せ方も工夫しているところといいます。特に、地元の名産品のピーナッツや醤油コーナーが充実し、入口付近には「ピーナッツキャッチャー」や「落花生ガチャ」が並んでいました。生憎、「のうえんカフェレストラン「『&TREE(アンドツリー)』」は営業時間前で入れませんでした。